2012年11月2日金曜日

ハナ信用組合創立10周年記念特別公演〜フォトアルバム④


HANA-6 〜 歓喜の祭り ラストフュージョン
今、私たちは本当にハナになる。
太鼓を打ち鳴らせ!
歓喜の踊りに興じよう!
未来の夢を語れ!
幸せな未来を歌おう!
今、私たちはハナになる。

舞台のフィナーレです。
美しく感動的なダンスで愛する二人はついにハナになりました。
これを祝うかのように、迫力満点の大太鼓が打ち鳴らされます。
そして人々の歓喜の思いが爆発したようにチャンゴの壮絶なリズムが加わり、リズムと音楽とダンスの大団円が繰り広げられます。
大太鼓の高篠雅也さん、チャンゴの河栄守さん、崔栄徳さん、金秀一さん、そして笛の木村俊一さんやカヤグムの金栄実さんをはじめとするオーケストラの音とリズムが乱舞します。
映像は燃えさかる火の祭りからコリアと日本の美の象徴となる色や形が次々に入れ替わります。
ダイナミックでスケールの大きい映像アートは、今回の目玉の一つです。
各々の作品を象徴する個性的な映像美が冴えまくった舞台だったと思います。
それらの映像制作を担当したのが、在日映画界の若きホープ、朴英二さんです。
地球や雲や火というスケールの大きい世界観と光の輝きに拘った映像、はたまたトランスの世界に人々を導くインスタレーションの世界など、SO COOL!という表現がぴったしの映像アート作品が沢山披露されました。










HANA-7 〜 フィナーレ〜カーテンコール
ステージは観客の割れんばかりの拍手と大歓声の中でエンディングとなりました。
カーテンコールではオーケストラの素晴らしい演奏を導いていただいた、指揮者の白在明先生が登場し、1時間40分のステージの間、ずーっと舞台で演奏してくれた楽団の皆さんを紹介。そして楽団の皆さんの誇らしい礼へと繋がります。楽団の皆さん、本当にお疲れ様でした。今回の本当の主役は皆さんです。前日のリハーサルではほぼ終日舞台で演奏していて、さすがに疲れ果てた様子を見ながら私は申し訳なさでいっぱいでした。音楽監督として全ての音楽の作曲編曲を務め、舞台ではシンセサイザー奏者として演奏のクォリティを高め楽団を支えてくれた高明秀さんもいます。皆さん、この場をお借りして心から感謝の言葉を捧げます。
続いてソリストたちの登場。皆さんとてもいい顔をしています。無事に大成功で舞台を終えた喜びが表情に溢れていました。観客と舞台がハナになったことに加え、南と在日と日本の出演アーティストたちがハナになった瞬間でした。
最後には民族衣装を着た子どもたち。歌とダンスでは虹色のTシャツの出で立ちでしたが、ここは民族の心を胸に未来を創造する子どもたちを象徴するという意味を込めました。
こうして感動の舞台は幕を閉じました。










今回の公演がもたらしてくれたこと。
それは希望、勇気、そして無限の可能性だと思います。
私が感じた無限の可能性。
一つは出演者の皆さんの無限の可能性です。
自らの意志と創造力が凝縮され喚起され、それがハナになり無限のパワーとなり、舞台にあふれ出たと思いませんか?(自分が云うのも何ですが)
もう一つは出演者も観客も、与えられる感動ではなく自ら感動を創っていくという可能性です。
無意識に生まれ出る共感が感動に繋がり、更にその感動を自ら膨らませていく喜びを、皆さんが共有した気がします。
だからこの劇場空間に希望の光を感じ、それによって勇気が湧き、力がこみ上げて来る。
そんな1時間40分だった気がします。
そしてこの場にいた全ての人が、夢の王道、THE ROAD OF DREAMを行く誇り高き人たちでした。

素晴らしい出演者の一人一人、本当はこの場を借りてご紹介したいのですが、そこは美しい記憶として心の中にとどめておきます。
それから、決して忘れてはいけない人々。そう、ハナ信用組合の職員スタッフの皆さんです。
強い雨が降りしきる中、お客様へのホスピタリティに徹して会場運営に勤しんだ皆さんのおかげで、こんなにも素晴らしい一日を過ごすことが出来たのは云うまでもありません。
ハナ信用組合の職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

クォン・ヘヒョさんが仰っていたように、15周年、20周年と本当にピョンヤン、ソウルに支店が出来ていて、日本、ソウル、ピョンヤンを繋いで記念行事が行われることを夢見つつ、ハナ信用組合創立10周年記念特別公演レポートを終えたいと思います。

여러분께 진심으로 감사를 드립니다.
우리 모두 하나되여 신세대의 밝은 미래를 위하여 아름답게 힘있게 살아갑시다.
고맙습니다.


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